2006/03/30

子供の便秘と痔

■質問:
5歳の娘について相談します。娘は食が細く、野菜を嫌ってなかなか食べないために常に便秘がちです。うさぎの糞のようなコロコロした便が出て肛門から出血することもあります。娘も排便後におしりがピリピリして痛いと言っています。
病院で整腸剤と痔の軟膏を処方してもらいましたが、ずっとお薬には頼りたくないのでどうにか治したいと思っています。どのようにすればよろしいでしょうか。

■回答:
お通じを良くするためには食物繊維が不可欠です。野菜嫌いを治す必要はもちろんありますが、まずは寒天をお料理に利用しましょう。ご飯を炊くときに粉寒天や棒寒天を入れて焚くとお米にツヤも出ますしご飯の味も変わりません。お湯に溶けるタイプの寒天をスープやお味噌汁に溶かしても良いでしょう。お母さんの手づくり寒天デザートもお子様が喜ばれるのではないでしょうか。
また、オリゴ糖はビフィズス菌の栄養になりますのでヨーグルトにかけたり、飲み物に混ぜて摂りましょう。ただし、たくさん摂りすぎるとかえって便がゆるくなることがありますので、その時は量を調整してください。整腸薬は継続して飲んでも問題ありません。しばらく服用を続けて腸内環境を良くしましょう。

2006/03/29

クエン酸の飲み方

■質問:
クエン酸は、疲労物質の乳酸を分解すると聞きましたが、どれくらいの量を飲めば良いのでしょうか。運動強度や、個人の体格、体調によっても異なると思うのですが、一番気になるのは、クエン酸は摂りすぎても問題ないのか、ということです。
1日の適量と効果的な飲み方を教えてください。

■回答:
クエン酸の適量は1日2-6g程度です。運動強度の高いプロスポーツ選手は、1日10gほど摂取する場合があるようです。クエン酸を飲んだ後、クエン酸サイクル活動は約2時間で完全燃焼します。ですから、一度に摂るよりも何回かに分けて摂るほうが効果的です。
ちなみに、昼はエネルギー生成に、夜は疲労回復に優先的に働きます。クエン酸の過剰症についての報告は特にないようですが、摂り過ぎると胃腸障害を起こす場合も考えられますので、適量を水などで薄めてご使用になってください。

2006/03/28

呼吸がしずらい

■質問:
私は25歳の女性です。たばこは5年くらい前から吸っています。最近、呼吸をするのが苦しく感じます。特に息を十分に吸えなくなり、酸欠のような感じです。無理して深呼吸することが多くなりました。重い病気の可能性はありますか?

■回答:
喘息や気胸(ききょう)などは息苦しいといった症状がでます。しかし精神的な要因も考えられます。たばこが原因かどうかはわかりません。
実際に身体に異常があって呼吸しずらいのか、あるいは、精神的なストレスが原因となっているのか。
息苦しさがずっと続いているようであれば一度病院で検査してみましょう。

2006/03/24

風邪の後に咳だけ残ります。

■質問:
私は31歳の女性です。毎年冬から春にかけての季節の変わり目に風邪をひいてしまいます。今年も例年通り風邪を引きました。熱や鼻水は5日間くらいでおさまったのですが、乾いたような咳だけが2週間近く続いています。のどの痛みはありません。
特に薬は飲んでいないのですが、咳止めの薬を飲んだほうが良いのでしょうか。仕事が忙しく夜遅くまで残業しているためなかなか身体を休ませることもできません。タバコは吸いません。

■回答:
風邪を完全に治しきらないと、気管支の炎症が残ってしまい、乾いたような咳が続くということは良く見られます。おそらく咳止めを飲めば一時的に咳は止まると思いますが、お薬が切れたらまた出始めるでしょう。のどを乾燥から守るためにのど飴をなめたり、マスクをしたり、うがいを行ってください。
今となっては咳止めを飲むよりも、栄養と睡眠をたっぷり摂って自己免疫力で回復させることが大切です。お仕事が忙しくてたっぷり睡眠を摂ることが難しいようですが、できるだけ寝るように努力してください。食事では生姜、唐辛子、玉葱、ニラなど身体を温める食材やタンパク質をしっかり摂ってください。

2006/03/20

水疱性の水虫

■質問:
40代の女性です。足の裏にかゆい水泡が出来ています。おそらく水泡型の水虫かと思うのですが、そこから沢山の汁が出てきて、かさぶたみたいなものに覆われています。こんなに沢山の汁が出るのも水泡型の特徴なのですか?病院にはかかっていません。

■回答:
水虫はカビの一種である白癬菌によって起こります。 症状によっていくつかのタイプがあります。
1.皮膚が薄くむけるとともに水疱ができるタイプ
2.足底がカサカサして皮膚が厚く硬くなる角化タイプ
3.足の指と指の間がふやけ皮膚がむけるびらんタイプ
あなたの場合、1.の水疱ができるタイプかもしれませんが、皮膚科医の診察によって水虫かどうか確定する必要があります。医師も見た目だけでは水虫と判断できないことがありますので、通常はわずかな皮ふの表皮を顕微鏡で見て、水虫の菌がいることを確認します。
水虫だと思って市販の水虫薬を使用したら、実は湿疹だったために症状が悪化してしまった、というケースもあるのです。
まずは、皮膚科医の診察をお受けになられてください。

2006/03/16

ベビーマッサージのオイル

■質問:
精油がブレンドされているマッサージオイルをベビーマッサージに使用しても大丈夫ですか?

■回答:
数種類の精油があらかじめブレンドされたオイルは、赤ちゃんには適していません。特に1歳未満の乳児は嗅覚が鋭いので、精油は使わずにスイートアーモンドオイルやホホバオイルなどのキャリアオイルのみでマッサージされたほうが安心です。そのほうが皮ふへのトラブルの心配もありません。なお、マッサージする際は力をいれずにやさしく撫でるようにしてあげてください。

2006/03/15

会社の人間関係に悩んでいます

■質問:
私は企業で働くOLです。会社内の人間関係に悩んでいます。もともと引っ込み思案な性格で、会社の人とは当たり障りのない付き合いしかしておらず、心を開ける同僚もいません。
朝起きて会社に行くのがとても憂鬱で、なかなか起きることができません。最近は遅刻することも増え、上司から注意されるようになりました。仕事にもあまり集中することができません。
午後になると気持ちも体調もだんだん良くなってきますが、次の朝になるとまた身体がだるいと感じます。朝ごはんは喉を通らないのですが、お昼と夜はきちんと食べることができます。
これはいわゆるうつ病なのでしょうか。精神科に行くことに抵抗があり、勇気がわきません。

■回答:
一所懸命働く社会人の方に起こりやすい状況ですね。やはりストレスが根本原因にあると思います。
朝が最も体調が悪く、午後になるにつれて回復してくるというのはうつ症状の典型的なものです。うつ病という病気かどうかは医師の診察を受けないと確定できません。うつ症状とうつ病は異なります。うつ症状はあなただけではなく、誰しもに起こりうる心の状態です。生きていれば誰でも落ち込むことはあります。あなたの場合は、その落ち込みから長期間立ち直ることができず、その心の負担が体調不良という形で外にあらわれているのかもしれません。
日本はまだまだ精神科や心療内科にかかることに強い抵抗を感じている方が多いです。例えばアメリカでは、ちょっとした心の悩みを聞いてもらうために、ごく日常的に精神科にかかったりカウンセリングを受けたりします。行ってみると普通の内科などとなんら変わりないと感じられることでしょう。
ご自身でうつ病と決め付けず、もっと肩の力を抜いて、まずはカウンセリングを受けられてはいかがでしょうか。カウンセリングは病気を診察する場所ではなく、心の悩みを聞いてもらうところです。第三者に話を聞いてもらうことで自分では見えなかった問題解決の糸口が見つかるかもしれません。

2006/03/13

ニコチンガムによる禁煙

■質問:
35歳の男性です。たばこを止めたいと思っているのですが、誘惑に負けてしまってどうしても止めることができません。毎日1箱半くらい吸っています。
薬局で売っているニコレットというガムは本当に禁煙できるのでしょうか。どうも半信半疑で試す気になれません。効果的に禁煙する方法があったら教えてください。

■回答:
禁煙するために大切なのは、禁煙するぞという強い気持ちです。あなたの場合は止めたいとは思っているけれどいまいちその決心がついていない、といった印象を受けます。薬局で販売しているニコレットで禁煙に成功した方はもちろんいらっしゃいます。もともとは医師に処方してもらって医師の指示のもとで使用するガムでしたが、近年、薬局でも買えるようになりました。
ニコチンガムは1日に吸うたばこの本数によって使用量が変わります。毎日1箱半というと約30本ですので、1日に噛むニコチンガムの量は6-9個です。たばこを吸いたくなった時に30分から1時間かけてゆっくりガムを噛み、ニコチンを吸収させます。およそ3ヶ月かけて禁煙を目指します。
ただ、このガムは一時的な禁断症状を和らげるためのものです。このガムで誰もが禁煙に成功するわけではありません。ニコチンガムを噛まなくても禁煙できた方もたくさんいます。大切なのは誘惑に負けない強い意志と健康になりたいという気持ちではないかと思います。

2006/03/09

目のまわりがすぐに痒くなる

■質問:
私はアトピー体質で皮膚が弱いのですが、特に目のまわりの皮膚が敏感ですぐに赤くなります。疲れがたまったり、外が寒くて乾燥していたりするとまぶたの周りが赤くなってしまい、ヒリヒリするときもあります。
以前は皮膚科でステロイドの入った眼軟膏をもらって塗っていたのですが、やはりステロイドを長期間使い続けるのはいやなので、今は赤くなっても何も塗っていません。
改善する方法はないのでしょうか。

■回答:
まぶたの周りの皮膚はお顔の中でも特に薄くて敏感なところです。あなたのように、まぶたのかゆみや炎症を繰り返し起こしてしまう方が多くいらっしゃいます。ステロイドを塗ると症状が良くなるのが早いので、ついつい使いすぎてしまって、塗るのを止めると再発してしまったり、効果があらわれにくくなってしまう場合もあります。
あなたの場合は、疲れがたまった時や寒くて乾燥している時など症状が出る原因がおおよそわかっているようですので、なるべく睡眠を取って体に疲れを残さないとか、目のまわりをワセリンなどで保湿するように心掛けて乾燥から防ぐことが大切です。
また、ビタミンやミネラルなどの栄養素をきちんと摂れていないと皮膚炎が起こりやすくなりますので食生活にも注意しましょう。食事で不足する分はマルチビタミン・ミネラルなどを上手に活用しましょう。また、皮膚への過度な刺激を避けることも大切です。顔を洗う際に石鹸でゴシゴシこすることも悪化させる要因です。症状が出ている時は、なるべく目の周囲には石鹸分をつけないようにして、お湯で洗い流すだけにしましょう。

2006/03/08

甘いお菓子は血液をドロドロにする?

■質問:
21歳の女性です。私は甘いお菓子が大好きで毎日チョコレートやケーキなどを食べてしまいます。お菓子の食べすぎは太るし、身体にも良くないと思うので毎日食べるのはやめようと思うのですが、ついつい誘惑に負けて食べてしまいます。
それにケーキばかり食べていたら血液がドロドロになってしまうような気がして心配です。甘いお菓子類は血液をドロドロにするのでしょうか。

■回答:
ドロドロ血液の原因のひとつは、脂肪や糖質の摂り過ぎです。甘いお菓子、特にケーキのように脂質と糖質の固まりのようなお菓子を食べ過ぎるのは、血液をドロドロにする原因となります。食べてはいけないということではありませんが、毎日はちょっと多いかもしれませんね。もう少し控えるようにしましょう。また、食事のバランスも大切です。野菜や海藻類などのように食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含む食材を食べましょう。たばこやお酒、ストレスも血液をドロドロにします。
お若いですからそこまで心配することはありませんが、今から気をつける意識を持つことは大切なことです。

2006/03/07

湿布かぶれ

■質問:
湿布かぶれで膿んでしまい、治療のために抗菌剤や薬を飲んでみたのですが、一時的に良くなってもまた悪化します。マイクロ波(首の治療の為に利用している、内部から温める装置)に問題があるのでしょうか。良い治療法はありませんか。

■回答:
マイクロ波が原因かどうかは、残念ながらわかりません。ただ、炎症があるところに刺激(温熱でも)を与えることは避けた方がいいとも思われます。炎症部位はできるだけ炎症の原因となるものを避けることが肝心です。
皮膚の症状についてですが、体の外に排泄されるもの(膿)は、何も問題ではありません。悪い物が出ているだけですので、まずは出すことを促してあげます。炎症が治まったら刺激を与えないようにして、新しい皮膚ができるのを待ちましょう。皮膚の再生を促す薬などを使ってもよいでしょう。

2006/03/03

汗ぽうという手の湿疹

■質問:
29歳の主婦です。以前から手の皮膚炎の汗ぽうという病気で困っています。
皮膚科で塗り薬をもらっていますがなかなか治りません。症状は良くなったり悪くなったりの繰り返しです。どうしたら良いでしょうか。

■回答:
汗ぽう(汗疱)は、手に小さな水疱が出来て、かゆみやジクジクが生じる場合と、水疱はなくても赤くなったりプツプツが出る場合があります。汗が皮膚の下にたまることで水泡が生じるという考えと、皮膚への刺激や炎症が原因で生じるという考えがあるようです。
症状があらわれる原因は人によって異なりますので、適切な治療が必要です。さらに、 汗ぽう(汗疱)を治療するには、日常生活の中で皮膚に刺激を与える機会を減らすことも大切です。特に水仕事は、減らせるところは減らしましょう。そして、水仕事をする時はゴム手袋をしましょう。木綿の手袋をしてからゴム手袋をすると皮膚への刺激が軽減されますのでより効果的です。
入浴時の石鹸やシャンプーも、症状を悪化させる要因の一つです。できるだけ刺激の少ない石鹸やシャンプーを使いましょう。
汗ぽうは、皮膚科に行くとステロイドの塗り薬や保湿剤による治療が一般的に行われています。汗ぽうは、一度なってしまうと、なかなか治りにくかったり、治っても再発しやすいものです。その原因のひとつに、手というものは、朝から晩まで休むことなく使う部分であるため、刺激を回避することが難しいということが挙げられます。しかし、根気良く治療されれば、必ず治る病気ですので、あきらめずに治療に励んでいただきたいと思います。

2006/03/01

ベータカロチンとビタミンAは同じもの?

■質問:
ベータカロチンとビタミンAは同じものですか?何か異なるのであれば違いを教えてください。

■回答:
ビタミンAには、「レチノール」と「β-カロテン」の2種類があります。レバーやマーガリン、卵、牛乳などの動物性食品には「レチノール」、ニンジン、ホウレン草、ミカン、マンゴなどの植物性食品には「β-カロテン」という形で含まれています。
一般的にはレチノールをビタミンAと呼んでいますが、厳密にはビタミンAにはβ-カロテンも含まれます。β-カロテンは体内で必要な分だけビタミンA(レチノール)に変化する「プロビタミンA」という前駆物質です。小腸に運ばれたβ-カロテンは酵素によってゆっくりとビタミンAに変換され、変化しなかったβ-カロテンはそのままの形で独自の働きをします。
ビタミンAは、大量にとると体内に蓄積され、過剰症を起こすことがあります。それに対し、β-カロテンは体内に入っても、ビタミンAが十分に存在する場合は、変化せずにそのままβ-カロテンとして働き、体内に溜まることもありませんので、過剰症を起こしません。
摂取量についても、ビタミンA(レチノール)の1日の許容上限量が1日5,000IU(成人の場合)に対して、β-カロテンは、その3倍程度摂取しても手のひらや足の裏が黄色くなる症状(カロテン血症)が見られるだけで、過剰症の心配はありません。このことから、「ビタミンAの半分はβ-カロテンで摂取することが望ましい」と考えられています。