2007/09/21

ホウ砂の使用方法について

■質問:
子供が幼稚園にてホウ砂を使用した「スライム」(水500に対し0.5グラム程度の混入量)で遊び、家に持ち帰ってから少量を口にしたようで、近くのお医者さんに診てもらったところ、「ホウ砂は劇薬であるので、こんな物で遊び物を製作するのはけしからん」とのお叱りを受けたとのことです。
ホウ砂は、それほどの毒性を持っているのでしょうか?

■回答:
ホウ酸は、古くから刺激が少なく緩和な殺菌作用があるので防腐薬などとして使われてきましたが現在は、人体に使用する際は眼の結膜の洗浄だけの使用に限られています。健康な皮膚ではまったく吸収されることもなく問題ないのですが、皮膚に損傷があったり、粘膜部分に触れると、人体に吸収されることが知られています。また、第13改正 日本薬局方解説書(廣川書店)には,ホウ砂の副作用として、「特に小児では5-10gのえん下で激しい嘔吐、下痢、ショックなどを起こし、死に至るとする報告がある。」と記載されています。
使用されている量からするとすぐに大きな問題にはならないと思いますが、小さい子供が使用するには、危険だと思います。ホウ酸は、現在はゴキブリなどの害虫の駆除もできるようなものです。量的には、伺った量では確かに問題のないようにも見られますが、やはり、先生のおっしゃるとおり安全性には若干問題があると思います。使用される場合は、保護者の方がしっかり観察しながら遊ぶようにして頂きたいと考えます。