2007/08/16

手足の湿疹について

■質問
数年前より、春から秋くらいにかけて手(指だけ)にかゆみをともなう水疱ができ、あまりのかゆみにかいてつぶしてしまうのを繰り返しています。かいて皮膚がめくれてしまうと、何カ所が小さい穴のようなものが見え、かゆみがおさまってもその穴の部分がふさがるだけでしばらくすると同じところに水疱ができます。皮膚科で見てもらった時は湿疹といわれ水虫等ではないようでしたが、主婦湿疹用のクリームを塗ってもなおりません。なにかよいお薬はあるでしょうか。
毎年暖かくなってくるころに発症するので根本からなおしたいと思っています。

■回答
おそらく、湿疹の中でも「異汗性湿疹(いかんせいしっしん)」ではないかと思います。
異汗性湿疹は、別名、汗疱(かんぽう)あるいは発汗異常性湿疹(はっかんいじょうせいしっしん)とも呼ばれます。
汗をかきやすい暖かい季節に起こりやすいものです。
原因は、かいた汗が外に排出されずに皮膚内に留まってしまうことです。

手湿疹(主婦湿疹)も異汗性湿疹も、皮膚科の先生が一般的に処方するのは
ステロイドですが、塗っても一時的に良くなるだけで、また同じ症状を繰り返し、
そのうちステロイドも効かなくなってきてしまうことがあります。
主婦湿疹用のクリームというのは、皮膚科の先生が処方してくださったものでしょうか。

治療のために一番重要なのは、保湿です。
汗をかくのが原因なのに保湿?と思われるかもしれませんが、
異汗性湿疹は、皮脂と水分のバランスが崩れた状態ですので、
保湿して乾燥を防ぐことが大切になります。

保湿は、尿素配合のハンドクリーム等で結構ですが、
ヒルドイドという保湿剤も効果が高いです。
ヒルドイドは医療用医薬品ですので、皮膚科の先生にご希望いただければ
処方していただけると思います。

そしてさらに大切なのは、なるべく水を触らないことです。
トイレとかお風呂とか、日常生活で水に触れないわけには行きませんが、
家事・掃除等の際にはできる限り水に触れないこと、
水を使う場合にはゴム手袋をすることが大切です。
なお、ゴム手袋の下には木綿の手袋をして二重にするとベターです。
手を洗った後などは、こまめに保湿剤を塗ってください。

足の場合、異汗性湿疹は、よく汗をかく足の裏にできることが多いです。
関節のみということですが、どこの関節でしょうか。
足の指の関節であれば、異汗性湿疹の可能性が高いと思いますが、
ひざや足首の関節の場合は、異なる種類の湿疹かもしれません。