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2005/07/28

蕁麻疹治療による副作用について

■質問:
31歳の男性です。結婚して4年5ヶ月になるのですが、子供がなく、最近「自分は不妊症かな」と思うようになりました。
気になるのは、約2年程前に受けた蕁麻疹の治療です。おそらく前日に食べたえびが原因で、体全体に地図状の蕁麻疹を患いました。結構ひどい症状だったと思いますが、注射、塗り薬、内服薬などの治療により、約4日間でほぼ回復しました。
そこで質問なのですが、蕁麻疹の治療によって精子等への副作用などはあるのでしょうか。残念ながらその時に使用した注射や内服薬の名前・種類などはわかりません。先生方の推測でかまいませんので、回答よろしくお願いいたします。

■答え:
2年前のお薬の影響が出ているとは考えにくいと思われます。症例報告もほとんどありませんし、男性が使用した薬の妊娠への影響は、基本的にはないとお考え下さい。
一般的に使用される薬についてはまず心配いりません。
仮に男性側での薬の影響があるとするなら、2つの要因が考えられます。
1つは直接的な精子への影響、もう1つは精液を介しての女性への薬の移行です。
1つ目の要因については、実際には問題にならないという考えが大半のようです。
射精される精子の数は2-3億個になりますが、そのうち20%くらいはもともと形態的に異常がみられるそうです。もし、薬の影響でそのような異常な精子が増えたとしても、おそらく卵子にたどり着くことはできません。受精できるのは、数億から選び抜かれた正常で健丈な精子のはずです。万一、薬の影響を受けた精子により受精したとしても、その受精卵は成長することなく消えてなくなる可能性が高いのです。
男性側での影響が指摘される薬で、わりとよく使われる薬にグリセオフルビンとコルヒチンがありますが、これらについても、上記のような理由から、現在では影響しないとする考え方が多いようです。
ただ、疫学調査などで安全性が証明されているわけではありません。万全を期すという意味では、やはり男性の避妊を含め、慎重に対応する必要があるのでしょう。
詳しいことは不妊治療の専門家にお尋ねになられてみてください。