2005/03/02

チョコレートのカフェインについて

■質問:
今妊娠中なのですが、最近チョコレートダイエットを耳にし、間食防止にも良いと思い、カカオ70%のチョコを毎日50gまで食べるのを、かれこれ2週間位続けています。
間食も抑えられ、体重も落ち着いているので出産まで続けたいと思っていたのですが、カカオに大量のカフェインが含まれているのを、今頃になって知りました。
コーヒー、お茶などはカフェインレスの物に変えて心掛けていたのですが、毎日大量のカカオを摂取していたのでとても心配になりました。
カカオの率が高い物を毎日妊婦が食べると、胎児に問題があるのでしょうか。

■答え:
カカオ100g中に、0.2gのカフェインが入っているようです。50g中には0.1g含有となり、さらにカカオ70%含有ですので、0.07g(70mg)になります。1日70mgのカフェイン摂取になりますが、この量はインスタントコーヒー1杯分(100ml)のカフェイン量になります。1日1杯程度のコーヒー飲用は、そう問題ではありません。

医療用の無水カフェインでは以下のように言われています。
通常成人1回、0.1-0.3g(100-300mg)を1日2-3回経口服用する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。妊婦・授乳婦は長期連用回避(胎盤通過、母乳中移行)

●コーヒーについて
カフェインは胎盤を通過することが知られています。コーヒーは気分転換にもなるので長所はありますが、妊婦さんはコーヒーを1日3杯までにしましょう。
というのも、カフェインを含むコーヒーを1日8杯以上も飲んでいる妊婦は、全く飲まない妊婦に比べ死産(妊婦満28週以後)の確率が3倍も高いと、デンマーク・オーフス大学の研究グループが英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに発表したからです。約1万8500人の妊婦を調査した結果、喫煙や飲酒の影響を考慮しても、死産確率は2.2倍も高かったようです。飲む量が1日1-3杯なら、死産率はかえって下がっており、同4杯ぐらいから悪影響があると結論されています。
紅茶もカフェインが含まれますので、紅茶もコーヒーと同様に1日3杯までとしましょう。ハーブティーにはカフェインが含まれていないのでよいと思いますが、飲み過ぎは禁物です。ハーブティーも1日3杯までにしたほうが無難でしょう。