簡単に言えば、ヘム鉄は私たちの身体の中にある状態と同じ形で、第一鉄は鉄の破片です。
ヘム鉄は動物性食品のヘモグロビン、ミオグロビン由来のもので、野菜や卵、乳製品に含まれる非ヘム鉄(3価鉄)のものと比べ、吸収がよくなっています。
医薬品ではフマル酸第一鉄やクエン酸第一鉄などの2価鉄が主流です。フマル酸第一鉄は貯蔵鉄を増やし血液を造る働きがあります。クエン酸第一鉄は血漿トランスフェリンとくっついて体中を循環し、骨髄でヘモグロビン合成に利用されます。
※トランスフェリンは、寿命になった赤血球から放出された鉄を受け取って骨髄に運び再利用したり、若い赤血球や発育中の細胞に鉄を運んだり、余分な鉄を貯蔵庫(肝臓・脾臓・骨髄)へ運んだりといった、鉄の運搬の役目をしています。
貧血気味ということですが、鉄欠乏症が明らかで具体的に何か症状があるようでしたら、治療薬の選択になります。医薬品の方が治療効果は期待できます。
特に気になる症状もないようでしたら、鉄分の補給ということで、サプリメントによるヘム鉄の補給を行えばいいと思います。
また、貧血の原因は鉄欠乏だけではございませんので、鉄剤の補充で何の改善も見られない場合は、病院を受診してください。
 |