母乳を飲ませていると、赤ちゃんが吸う刺激によってプロラクチンというホルモンが分泌されるのですが、このプロラクチンには排卵を抑制する働きがあるので、生理が来ないのではないでしょうか。
お母さんの子宮の産後の疲れが取れて回復してくると、身体が「そろそろ排卵しよう」という準備をし始めます。この時に、母乳の量が少量になってくると、排卵を抑制するホルモンが、させるホルモンに負けて排卵が起こり生理がくるのです。
昔の人は産後1年以上は生理が来ない人がほとんどだったそうですが、いまでは遅くても産後8ヶ月くらいで生理が来るようです。授乳も継続しているようですので、それが原因だと思うのですが、ご心配でしたら、一度婦人科を受診してみてはいかがでしょうか。
もしも授乳を止めても排卵がないようであれば、「チェイストベリー」がいいかもしれません。 チェイストベリーは、ヨーロッパで無排卵の治療によく使われているハーブで、プロラクチンの血中濃度を下げ、プロゲステロンやエストロゲンの分泌を整える働きがあります。
チェイストベリーの有名な臨床試験をご紹介します。無作為抽出でプラシーボコントロールされた52人の潜在的な高プロラクチン血症による黄体期欠乏(プロラクチンは、妊娠中や分娩後に高くなるホルモンですが、これにはエストロゲンやプロゲステロンの正常な分泌を妨げる働きがあります。)の女性に二重盲検法による実験を行い、3ヵ月後に分析可能な37人(プラセボ群20人、チェイストベリー投与群17人)のデータをとりました。
その結果、チェイストベリー投与群では、プロラクチンの減少目的でチェイストベリーを調整した人では減少し、黄体期に黄体ホルモンが足りなかった人は通 常値になり、プロゲステロン生成不足だった人はそれが改善されました。全ての患者に良好な結果が見られました。
(Milewicz A et al.,Arzneim.-Forsch.,4S:752,1993)
チェイストベリーを毎日摂取することで、2ヶ月くらいで多くの方に排卵(生理)が見られるということです。 ただし、病院での治療を行う場合は、治療の妨げとなる場合がありますのでお控えください。
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