普通はおならの70%が空気、残りが腸内で発生したガスです。一日のおならの量は、1000-2000ml、一回の量は50-500ml回数は7-20回と個人差があります。ガスが多いときにニオイがきつくなります。
私たちは食事をする時、食物といっしょに多くの空気を飲み込んでしまいます。また、腸内には常在菌がいて、腸の内容物を分解するときにいろいろなガスが発生します。
また血液中からも腸内にガスが出てきます。これらのガスや空気は腸管から吸収されますが、多量に発生すると吸収しきれず、おならとしてあるいはゲップとして体外に出ていきます。というわけで、おならは食物を分解して発生したガスと、飲み込んだ空気なのです。
腸内で発生するガスにも種類があり、イモや豆を食べて発生するものはメタンが中心でニオイは少ないのですが、肉類、卵、ネギやニンニクを食べ過ぎると、インドール、アンモニア、硫化水素が発生し、悪臭のもとになります。ただ内臓に病気が隠れていて、消化不良をおこしておならのニオイがきつくなることもありますので注意が必要です。
●腸管内のガス発生の原因
野菜や穀物などを食べると小腸で消化吸収されず、大腸で分解されて腸内ガスになったりします。同様に飲酒、下剤の常用、さらに糖尿病患者の消化を遅らせる薬の服用なども、ガスの量を増やします。
このほか、肝硬変や心不全の人は、腸粘膜の血流が低下してガスの吸収が悪くなるため、ガスの量が増えます。牛乳不耐症の人が牛乳や乳糖を摂取すると、小腸で吸収されない乳糖が大腸に到達し、腸内細菌からガスが発生します。またダイエット食品中には、甘味料として小腸で吸収されないラクツロースやフルクトオリゴ糖を多く含むものもあり、ガスが多くなることもあります。ほかにはよくかまないで食事をしたり、早食いで多量の空気を飲み込んでいるためにおならが多くなっていることもあります。
基本的におならをすることは悪いことではありません。便秘や腹痛を伴なっていなければ気にしなくていいと思います。野菜を食べる量をへらし、消化のいい食事をこころがけてはいかがでしょう。
主菜でお勧めなのは、煮魚や刺身、焼き魚、ロールキャベツ、水餃子、おでん、鶏のつくね焼き、茶碗蒸しポトフ、湯豆腐、煎り豆腐など。避けたいのは、てんぷら、フライ、カツなどの揚げ物や酢豚、生姜焼きなどです。
副菜のお勧めには、ふろふき大根、野菜や芋の煮つけ、おひたし、ごま和えなどがあります。けんちん汁などもお勧めですが、からし和えやポテトフライは控えめに。
一度は内科を受診して、食生活の指導と、腸管の病気がないか、ご相談されることをお勧めします。
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