乳児湿疹は以下の2つに分類されており、どちらかのタイプかで対応も変わってきます。 3ヶ月以上でる方もいらっしゃいますが、母乳であればお母さんの食生活の改善だけでも早く治る可能性があります。
今の時期は体の中の悪い物を一生懸命出している状況ですので、体にいいものを入れてあげて、悪い物を出しやすくしてあげる環境を作ってあげてください。 和食を中心とした食事への改善が必要です。ビタミンミネラルの摂取は大事です。
●乳児湿疹のタイプ
- 良性型:湿疹と湿疹の間が離れているのがこのタイプです。生後2、3ヶ月で消えていきます。放置してかまいません。
- 慢性型:アトピー性皮膚炎に変わる傾向が大で、アトピー性乳児湿疹といっていいものです。
特徴は赤みが強く、くっつきあって盛り上がり、表面は小さな皮がたくさんむけてきます。場所はほっぺ、耳の前後、ひたい、あごなどに早くからでてきます。胸や肩、腕にも広がってきます。耳の前に早くから湿疹ができてくる子は要注意です。また、黄色にべちゃべちゃとなる脂漏性皮膚炎も要注意のことがあります。
●治療方法
- きれいに石けんでよく洗いましょう。(頭部もよく洗い流して下さい。)
- 軽症(ぽつぽつでていて、かゆみのないもの)の時は清潔にするだけで様子を見ます。
- 爪をよく切って傷がつかないようにしましょう。
- 副腎皮質ホルモンの入っていない軟膏を塗ります。副腎皮質ホルモンは原則として使いませんが、非常にひどいときは短期間のみ使うことがあります。
- 傷がついて黄色くなっていたら、酸性水や抗生物質の入った軟膏を使用することがあります。
皮膚の清潔を心がければ、軽いものは自然に治ってしまいます。よだれや汗、食べ物の汁などがつくと症状が悪化します。口の周りは食後にお湯で洗って、やさしくふいてあげましょう。
症状がひどい場合は、受診を。かきむしると、ただれてジクジクしたり、かたくなってテカテカしてきます。 また、小さな水疱やうみが混じったり、薄いかさぶたがついていることも。
治りにくく、くり返し症状が出るときは、「アトピー性皮膚炎」の可能性もあるので、皮膚科の専門医や小児科で診察を受けてください。
●家庭でのケア
- 汗をかくとかゆくなるので、厚着はやめましょう。
- 汗を吸い取る木綿の服を着せてあげてください。
- おふろは毎日入って清潔に。湿疹の部分は、ごしごしこすらないでください。
●アトピー性皮膚炎への予防のために
(母乳の場合)
アトピー性皮膚炎になりそうな赤ちゃんはおかあさんが卵や牛乳を控えめにします。 月齢が小さいほど卵や牛乳が原因のことが多く、これらのものがアトピー性皮膚炎への重要な促進因子です。おかあさんの飲んだ牛乳や食べた卵のタンパク質が母乳から入ります。除去の湿疹によってみんな程度、仕方が違いますから、自分で勝手にしないようにしてください。
(ミルクの場合)
毎日ミルクから牛乳蛋白がたくさん子どもに入っていきアトピー傾向を強めていきます。ですから早めに湿疹の程度に応じてアレルギー用のミルクに変更します。早めに始める方が効果があります。
※絶対に勝手に自分で判断して食物制限をしないようにして下さい。湿疹のひどさに応じて食物制限が異なりますので、必ず医師に相談して下さい。
大切なこと:
経過をみてゆくことが非常に大切です。少しずつ悪くなることがありますが、定期的に診察をして治療をそれにあったものにしてゆきましょう。 そうして根気よくこつこつと治療していけばアトピー性皮膚炎になる前にアレルギーの根っこを切ってしまうことができます。
※ミルクをアレルギー用のものにしてもすぐに症状は良くなりませんし、完全に卵、牛乳の制限を行ってもすぐには改善しませんが心配しないでください。アレルギーを起こすエネルギーが残っている証拠です。
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