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通常、1日のビタミンA必要所要量は成人女性で1,800IUで、特に妊婦の場合は1日5,000IU以内に抑えることが望ましいと厚生省より指導があります。ビタミンAの奇形発症率は、1日あたりの摂取量が5,000IU以上で1.3%、15,000IU以上で3.0%という報告があります。
妊娠中に薬を使用していない、放射線照射も受けていない、遺伝的な問題もないといった通常の妊娠であっても胎児に異常が見られる場合があります。この自然に生じる奇形の発生率は、分娩時に産婦人科医が一目でわかるものが約1%、内臓の異常など、後からわかるものを含めると2-3%と言われています。つまり、胎児に影響を及ぼすのは、1日あたり15,000IU以上摂取した場合と言えます。
逆に、以下の様な報告もあります。
ビタミンAの過剰摂取による催奇形性について、妊娠初期の大量投与は妊娠中に1日あたり25,000-37,000IUまでは安全である。(ReproductiveToxicology 2000 Jul-Aug)。
非妊娠女性に対し、一日あたり30,000IUのビタミンAを服用させても、ビタミンA代謝産物濃度は範囲内か、これをわずかに超える程度。妊娠サルを用いた実験では、7,500IU/kgまでの投与では何も副作用は起こらず、20,000IU/kg投与で毒性が認められた。このことから、ヒトにおいて、30,000IU/dayまでの投与は催奇形性を持たないと思われる。
(International Journal of Nutrition Reserch 1998)
以上のことから、日本の厚生省は、5,000IUを指導していますが、それほど敏感になることもないと言うことです。
ところで、にんじん100gで、5,000IUです。にんじんは、ビタミンAといってもプロビタミンAであるβ-カロテンのかたちで栄養があります。副作用は、β-カロテンの過剰摂取では考えにくいと厚生省も書いてます。β-カロテンというのは、身体のなかで蓄えられ、ビタミンAが必要なときにビタミンAにかわる物質です。
つまり、緑黄色野菜の食べすぎについては、あまりご心配されることはないと思います。ただし、妊娠初期のレバー摂取には注意があります。多量の摂取や連日の摂取を避ければそれほど心配されることはないと思います。
小さな人参1本か、大きな人参2分の1位にされておけば大丈夫でしょう。
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