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お肌に油は良い保湿方法?

質問

 

今更ながら、話題のローズヒップオイルについて確信が持てずにいます。

直接肌に塗ることで肌質が改善されるということですが、本来肌には余計な油分は不要と思ってきました。

理由は二つあって、一つは油分を補ってしまうと肌本来の皮脂分泌が抑えられてしまうという説。

もう一つは、金魚ばちの例を前に聞いたことがあります。金魚ばちの水は放っておくと蒸発して減ってしまうから、それを防ぐために表面に油膜を張るとどうなるか。水は減らないが、腐って金魚は死んでしまう。皮膚表面に油分をつけるのも同じことで、細胞内の水分蒸発は抑えられても健全な保湿方法ではない、という説です。

今までも油分無添加の物を使うようにしてきたので心配な反面、使ってみたい!というのが本音です。本当のところ、お肌によいのでしょうか?

答え

「本来お肌には余分な油分は不要」これは正しいご意見だと思います。ただし、どこからどこまでが「余分な」油分なのか、この判断がむずかしいところです。

すでによくご存知のことかもしれませんが、皮膚内部の水分を守るラップのような役割を果たしているのが皮脂膜です。その皮脂膜は、汗と皮脂によって形成されます。

つまり、お肌が健康で美しい状態というのは、もともと「アブラでくるまれている」状態なわけです。しかし、女性の場合、個人差もありますが思春期をすぎた20代あたりから、皮脂分泌が衰えていきます。これは、皮脂分泌をつかさどっているのが、男性ホルモンのはたらきによるものだからです。だから、女性には乾燥肌に悩まされる人が多く、男性はアブラぎったお肌の人が多いわけです。女性が、年齢とともに足りなくなっていく皮脂をクリームやオイルで補うというのは、理にかなった正しいスキンケア方法といえます。

さて、「油分を補ってしまうと肌本来の皮脂分泌が抑えられてしまう」という説があるのは確かですが、この説には根拠がありません。皮脂分泌というのは、年齢やホルモンバランス、食生活など身体の中の状態によって大きく左右されるものなので、スキンケアで油分を補わずにいれば、皮脂分泌が活発になるとは考えづらいのです。ただ、皮脂が充分足りている人がさらに油分を過剰に補ってしまうと、古い角質をお肌にこびりつかせることになり、お肌が固くなることはあります。

するとまるでさらに乾燥がすすんだように見えてしまうので、そうしたことから「油分を補うとよくない」といわれるのかと思いますが、これはあくまでも「補いすぎた」場合ですので、「油分不要論」の根拠とはいえません。

また、金魚ばちの例ですが、油膜を貼っていなくても金魚ばちの水はとりかえなければいずれ腐ってしまうのですから、これも「油分をおぎなうとよくない」という説の根拠にはなりません。

また、金魚ばちのお水と違って、人間のお肌は本来「アブラにくるまれている」のが健康な状態なのですから、皮膚表面に油分をつけたからといって、お肌が腐ってしまうことはありえません。

大切なのは、「補い方」になります。ご質問では、これまで油分無添加のものをお使いになっていたとのこと。油分無添加のものでスキンケアした直後のお肌の状態はどうですか?手のひらで触れてみて、やわらかでしっとり吸いつくような感触になっていれば、お肌はクリームやオイルで油分を補わなくても充分皮脂が足りている、ということですので、あえてオイルを使う必要はないでしょう。

もし、サラサラと手のひらが滑るような感触だという場合には、ちょっと皮脂膜不足です。化粧水でたっぷり水分を補ったあと、オイルか乳液をごく薄くご使用になってみてもいいでしょう。

現在のお肌の状態がわからないので、ローズヒップオイルが最適かどうかがわからないのですが、もし、具体的にニキビ・小じわなどお悩みの点があれば、お肌にあうものがご案内できるかと思いますので、ご遠慮なく再度ご相談くださいませ。

 


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更新日:2012/02/10 23:26:35 ©Kenko.com. Inc.