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痛風に伴う食事の注意点

質問

 

ビールや動物性のタンパク質、魚卵などを食べない方がいいと聞きますが、それ以外に何か制限した方がいいものはありますか。

また、より積極的にとるべき食物などはありますか。

答え
痛風は、尿酸が血液中に増え過ぎる高尿酸血症から始まり、関節に結晶がたまって起きる急性の関節炎症状(痛風発作)を繰り返し、ひどくなると腎臓障害を起こすこともあります。その痛みは、「風が吹いても痛い」ことから病名がついたと言われるほどの激痛です。

痛風対策に役立つ食品には、カリウムやビタミンCなどがあります。高尿酸血症の原因の1つである腎臓での尿酸のろ過を促してくれるのがカリウムです。ビタミンCは関節などに蓄積された尿酸を腎臓に運んで、尿として排泄するのを促進すると考えられています。

カリウムを多く含む健康食品には、ゴーヤジュースやリンゴ酢などがあります。ビタミンCは、サプリメントをはじめ、アセロラジュースなどに多く含まれます。

痛風の治療にとって大切なのは、日常生活の改善です。以下、気を付けたいことをまとめたものです。どうぞご参考になさってください。

1.尿酸の原料になるプリン体を多く含む食事を控える
痛風は、以前は食通の病気といわれたこともあり、これは贅沢な外食に、お酒や肉類などのプリン体を多く含む食品が多かったためです。実際にプリン体を多く含む食品は、レバーなどの内臓類、肉類、赤身魚、エビ、うに、明太子、ししゃもなどの丸干しの魚等です。また、プリン体は煮ると流れ出てしまうので、調理法を工夫し、煮汁やスープなどは残します。

2.食事の全体量を減らしてカロリーを抑える
プリン体だけが悪者扱いされがちですが、実は、食品に含まれるプリン体から直接作られる尿酸の量は全体の20%くらいで、あとの80%は、ブドウ糖など別の原料から合成されています。また、肥満は、関節にも負担をかけますので、痛風の食事療法では、プリン体の多い食品だけでなく、糖質や脂質など、全体的なカロリーを控えていただきたいのです。

3.アルコールを控える
特にビールはプリン体を多く含んでいますので控えましょう。まったく中止してしまうとかえってストレスにもなりますので、どうしても飲みたい時には、量を決めましょう。

4.水分を多めに摂る
尿酸が出来るのを予防する事も大切ですが、出来た尿酸を体外に追い出す事も、それ以上に大切ですので、水分を多目多目に心がけましょう。この点では、ペリエの飲料は役立つと言えるかもしれませんが明らかではありません。

また、尿がアルカリ性であると、尿酸が排泄されやすいので、その助けになるアルカリ性食品を積極的にとりましょう。中でも、クエン酸を多く含む食品には、確実に効果が期待できるようですのでおすすめです。クエン酸は柑橘類に特に多く含まれる酸味成分で、温州みかん・夏みかん・レモン・グレープフルーツ・もも・洋なし・うめ・パイン・メロン・イチゴ・キウイ・酢に多く含まれます。ただ、食べ過ぎには注意しましょう。

5.ウォ−キングなどの軽い運動をする
関節に負担のかからないように、激しすぎる運動はひかえましょう。

6.ストレスをうまく緩和する
ストレスは暴飲暴食の原因にもなりますので、ご自分にあった解消法を見つけましょう。

痛風の原因である高尿酸血症は、食事などの生活習慣だけが原因ではなく、遺伝的な要因も関係するので、完全に治すことは難しいのですが、生活の注意と服薬で尿酸値をきちんと管理できれば、発作を予防するこは十分に可能です。薬も、一度飲み始めたら一生やめられないということではなく、コントロールがつけば中止する事も十分可能です。

痛風の治療は医師との信頼関係が大切です。わからないことなどは、遠慮せずに、主治医にきちんと相談するようにしてください。

 
 


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更新日:2012/02/10 22:37:31 ©Kenko.com. Inc.