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痛風について

質問

 

先日、付き合っている彼氏が痛風だと知りました。彼は去年、ある日突然足が痛くなり3日間歩けなくなって入院していたと聞きました。その時お世話になった病院の先生の話では、治ることはなく、食事には気をつけて、薬を毎日飲みなさいということだったそうです。

彼は薬が大嫌いです。飲むことができないのではなくて、風邪を引いてもよっぽどひどくない限り薬は体に悪いと言って飲まないタイプの人です。薬を飲めば治るなら飲んでいる、ただ尿酸を薬の力で無理におさえるだけだったら自分で気を付けるから平気だよ!!と言って、足が痛いと感じる時だけしか薬を飲んでおらず、病院にも通ってはいません。

自分で気を付けると言っても、週に2,3回は外に飲みに行っているし、外食も毎日です。私もお弁当を作ってはいるのですが、それだけでは彼の食事制限はまかなえません。私が口うるさく言うと彼は機嫌を悪くしてしまいます。彼自身が分かっている事を、私が何度も繰り返して言うことはいい事ではないとは思いますが、頑固一徹な彼をどうしたら説得できますか?

私は病院に行ってもう一度ちゃんと見てもらいたいです。知人から聞いた話では、今は痛風は治る病気なんですか??彼は病院に行っても、血をとって、薬をもらって食事に制限しなさいと言われるだけだと言っていますが、実際はどんなことを病院でしてくれるんですか?

とても心配です。いろいろ教えてください。

答え
痛風は、尿酸が血液中に増え過ぎる高尿酸血症から始まり、関節に結晶がたまって起きる急性の関節炎症状(痛風発作)を繰り返し、ひどくなると腎臓障害を起こします。その痛みは、「風が吹いても痛い」ことから病名がついたと言われるほどの激痛です。

治療については、「病院に行っても、血をとって、薬をもらって食事に制限しなさいと言われるだけ」と、おっしゃる彼の言葉は、当たらずとも遠からじといったところです。それだけ、痛風の治療にとって大切なのは、日常生活の改善ということなのです。そこで、ご承知とは思いますが、日常生活で気を付けたいことをまとめてみます。
  1. 尿酸の原料になるプリン体を多く含む食事を控える
    痛風は、以前は食通の病気といわれたこともあり、これは贅沢な外食に、お酒や肉類などのプリン体を多く含む食品が多かったためです。実際にプリン体を多く含む食品は、レバーなどの内臓類、肉類、赤身魚、エビ、うに、明太子、ししゃもなどの丸干しの魚等です。また、プリン体は煮ると流れ出てしまうので、調理法を工夫し、煮汁やスープなどは残します。

  2. 食事の全体量を減らしてカロリーを抑える
    尿酸はブドウ糖からも作られるので、糖質を控えめにしましょう。肥満は、関節に負担がかかるので脂肪の多い高カロリーの食事も控えましょう。血液を尿酸の貯まりにくいアルカリ性にするために野菜を多くとりましょう。ビタミンB5・ビタミンC・レシチン・亜鉛・鉄などを含むものも痛風におすすめです。

  3. アルコールを控える
    特にビールはプリン体を多く含んでいますので控えましょう。まったく中止してしまうとかえってストレスにもなりますので、どうしても飲みたい時には、量を決めましょう。

  4. 水分を多めに摂る
    尿酸を流し出すために水分を摂るように心がけましょう。

  5. ウォ−キングなどの軽い運動をする
    関節に負担のかからない様に、はげし過ぎる運動は控えましょう。

  6. ストレスをうまく緩和する
    ストレスは暴飲暴食の原因にもなりますので、ご自分にあった解消法を見つけましょう。

「知人から聞いた話しでは今は痛風は治る病気なんですか??」とのご質問については、痛風の原因である高尿酸血症は、食事などの要因だけでなく、遺伝的な原因が関係することもあるので、完全に治るとは言い切れないと思います。前にまとめたような生活の注意と服薬で尿酸値をきちんと管理すれば、発作を予防するこはが十分に可能です。薬も、一度飲み始めたら一生やめられないということではなく、コントロールがつけば中止になります。

「足が痛いと感じる時だけしか薬を飲んでおらず」というのは、あまり良くありません。発作の痛みを抑える薬と尿酸の量をコントロールする薬は、全く違うもので、発作の時に尿酸値を下げる薬を服用すると、かえって痛みが増してしまうこともあるからです。

まず頑張って通院し、始めにきちんと尿酸値のコントロールをつけてしまうことが、痛風と上手に付き合うための近道だと思います。
 


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更新日:2009/07/12 20:01:39 ©Kenko.com. Inc.