ようやく対面!
3月12日(金)13時18分、2,958gの男の子を無事出産した。
予定日より5日早い誕生に、少なからずいらっしゃるblog読者の皆さんにお知らせしなくてはと、ここ数日気になっていたが、既に玄利さんがblogに書いて下さっていたようでありがたい。「何事もやってみなくてはわからない」とよく言われるが、今回の出産がまさにそうだった。いま、熟睡中と思われる我が子の様子を横目で伺いつつ、まだ記憶に新しい出産の日を少し振り返ってみたいと思う。
12日の夜中2時頃、何となくお腹に痛みを感じ、目が覚めた。これまで「陣痛って自分でわかるのかしら?」とずっと気になっていたが、半信半疑の思いで横になりながら「時計とのにらめっこ」が始まった。間隔をみていると約12分、本格的な陣痛とは10分に1回と聞いていたので、まだなのかなと思いつつウトウトしていると、やや間隔が狭まり痛みも若干増してきた。「これは陣痛に違いない」と確信したのは明け方の4時ごろだろうか。もし入院するならお風呂に入っておこう、となぜか冷静にお風呂を沸かしに起き上がる。朝6時、お風呂に入り始めた頃には、既に8−9分に一度くらいの間隔になっていた。ちょうど目を覚ましてきた母に「陣痛が始まったかもしれない」と声を掛けると、父も車を出す用意を始めてくれた。7時ごろ、おしるしの出血がハッキリあったため、やはりこれは出産が近づいていると確信、腹が減っては戦ができずとばかりに、規則的なお腹の張りに絶えつつ、朝食もバッチリとる。
病院に連絡後、入院準備バックを抱えて病院に向かうも、この週の頭で受けた内診時には全く子宮口が開いていなかったので、まだ入院はさせてもらえないかも、と不安だった。離れて住んでいる夫にも「入院はまださせてもらえないかも」とだけ伝えておいたが、実際に朝10時ごろ内診を受けたところ、「素晴らしいね、もう6センチ開いているから、お昼ごろには生まれるよ。その割には陣痛が弱いのか、余裕の顔をしているね」との先生の一言。子宮口が開ききるまで長丁場を覚悟していただけに、私の方が拍子抜けしたが、無事に入院させてもらえることにホッとする。ただ、子宮口の開き具合に比べると、赤ちゃんの下がり方が足りないとのこと、母と一緒に外を散歩してくるよう促されるが、歩き始めて間もなく子宮収縮の間隔が狭まり始め、散歩どころではなくなってきた。戻って再びNSTを付けてもらうと、既に5分間隔に。分娩時の格好に着替え、陣痛逃しのゆり椅子に座っていると、どんどんNST のグラフ波形に山ができ始めていった。痛みが訪れる度、母に腰をさすってもらったが、同時に吐き気も強くなっていった。助産士さんによると、急な痛みにより内圧が加わり、人によっては吐き気を催すこともあるという。この頃から持参のCDをかけてもらいながら痛みに耐えつつ、時折助産士さんや母との会話で気分を紛らわしていた。
お昼ごろ再度先生の内診を受けると、早くも8センチまで開いており、ほぼ全開大に近いということで、いよいよ分娩台へ。そこから先は先生と助産士さん2名のリードにより、お腹の張りが訪れた時にいきむように言われたが、いきみにこんなにパワーが必要とは知らなかった。陣痛の辛さばかり想像していたが、それよりもいきむことの方が余程大変、それは私の場合、お腹が張っている瞬間が短くあっという間のため、いきみたくてもいきめない状態が多かったせいかもしれない。途中、先生から「ほら、もう髪の毛が見えているよ。触ってごらん」と自分の手を赤ちゃんの頭近辺にもっていかれたり、「鏡で見てみたら、いきみやすいかも」と助産士さんに言われたり・・・そうこうしているうちに、何度いきんだろうか、もう身体が張り裂けそう!と思った瞬間、ツルンとした感触と共に元気な産声が飛び出した。
「男の子ですよ」と言われた瞬間、やっぱり、という気持ちだったが、すぐに自分の身体の上にしっかりと抱きかかえさせてもらい、思わず「よく頑張ったね」と我が子に向かって話しかけた。血や体脂のついたままの裸の赤ちゃんは生温かく、分娩台上で抱っこした状態で先生が写真を撮って下さった。可愛い、嬉しい、というよりも、とにかく無事生まれてきてくれて「ホッとした」という気持ちの方が強かった。同時に「お母さん、ありがとう。お母さんは、こんな辛い思いをして私を産んでくれたのね。今はじめて私も、その辛さ、ありがたさをかみしめることができたよ」という気持ちが沸々と沸いてきた。続いて自分の手でヘソの緒を身体の上で切るように言われたときは、何だか手が震えた。「これで、今までつながっていたものが断ち切られてしまう」と思うと、10ヶ月間お腹の中にいた赤ちゃんとのつながりを思い起こし、ちょっと気後れがしてしまった。
・・・もっと書きたいところだが、子供が泣き始めてしまったので、今日のところはここまで。
at
2:28 午後