日ごとに増す緊張感
今週からNSTが始まった。
NSTとは「non-stress test」の略、その名のごとく何もしない状態で、子宮収縮と胎児の心拍数を記録し、心拍数の変化から胎児と胎盤の状態を推測しようという検査。
お腹の周りに2本のベルトを巻き、子宮収縮を捉えるトランスジューサーと胎児の心拍を拾うドップラーを装着させてテストが行われるものだ。この検査方法は、実際の分娩進行中にも、赤ちゃんが元気でいるかどうかをチェックする手ががりとして、分娩監視装置として用いられるものだそうだ。要は、赤ちゃんが分娩に耐えられるかどうか、今からテストをしておくことが目的らしい。これから出産まで毎週この検査を受けることとなり、初体験の昨日は、病室隣にあるコミュニティーホールに一人横たわり、30分間の検査テストを受けた。子宮が収縮して自分のお腹がカチカチになると、赤ちゃんの心拍数も次第に上昇、横たわったまま、刻々と記録され用紙に出てくるグラフの波を眺めていたら、急に緊張感が高まってきた。
するとしばらくして、そんな私の目の前に、陣痛に耐えながら一人の妊婦さんが現れた。
入院こそしたものの、陣痛が始まってまだ間もないらしく、ひたすら椅子に座ったり立ったり、時には隣で見守る旦那様と静かに談笑したり。ここの産院にはいわゆる陣痛室がないため、分娩直前までこうしたホール等のスペースを利用して、ひたすら分娩の時を待ちながら過ごすようになっている。私のお腹をチェックしにきた助産婦さんに「あの方は39Wなのよ。中田さんもああなるのは、もう時間の問題ですからね。」と声をかけられる。何だかますます緊張が増してきた。
NST後、診察室へ戻りいつもの内診を受けると、「さらに赤ちゃんの頭が下がってきています。いい感じで進んでいますね。何かあったら、すぐに電話下さい」との先生のお言葉。
助産婦さんからも、遠慮なくいつでも電話下さいと言われ、やはり自分のお産が近いことを実感する。つい2日前には、私と予定日が2週間しか違わない前職時代の後輩から、無事出産の嬉しいお知らせメールを受け取ったばかり。彼女とは出産直前までメールで互いの様子をやりとりしていただけに「今度は裕美子さんの番ですよ」の一言がグッと真実味を帯びてくる。もうすぐ赤ちゃんに会えるという嬉しさと、陣痛スタートに向けての緊張がますます交錯してきた。
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11:57 午前 更新日:2008/07/25 23:54:14 ©Kenko.com. Inc.