2005/12/30

大衆薬のネット販売

大衆薬 一部ネット販売へといった記事が出ている。
題名だけ見ると、ネット販売を認める方向に動いているように見えるが、実際には大衆薬のネット販売に対する規制強化が打ち出されようとしている。従来より、大衆薬の販売は薬局または薬店で行うことになっており、その際にインターネットで販売することは、法律で規制されるようなことはなかった。しかし、今回改正する薬事法では、新たに薬局・薬店による医薬品のネット販売が規制される可能性が出てきている。
ネット販売を一部認めると言っても、それは整腸剤やビタミン剤などで、大半のかぜ薬や胃腸薬、妊娠検査薬なども認められない可能性がある。インターネット販売といっても、もちろん薬剤師が管理し、安全には十二分に配慮しながら販売しているが、店頭の対面販売でなければ、安全性が確保されないとの認識らしい。店頭での販売の場合も、もちろん店員全員が必ずしも薬剤師であるわけではなく、全てのケースで服薬指導が行われているとは限らないが、店員と顔を見合わせるかどうかが安全性を決める大きな要因らしい。
まだ法案も提出されていないし、審議もされていない段階なので何ともいえないが、情報技術をうまく活用した方が、対面販売よりも実質的には安全性が高いケースも作り出せると思う。株式や保険等も従来は対面のみだったものがネットでの販売が常識になり、選挙活動でもネット活用の方向で規制緩和されてきている状況下で大衆薬だけがネット活用に関して規制強化の方向に動くことは、まさかあるまいと思っている。対面販売と同等か、それ以上の安全性を担保するための情報技術活用を急速に進めていかなければならない。

2005/12/19

爆風スランプ再結成コンサート

爆風スランプの再結成コンサートに行ってきた。
7年ぶりのコンサートということだが、もちろん懐かしい曲ばかりで心地よい。ボーカルのサンプラザ中野さんにはケンコーコム内でもブログを書いてもらっているが、健康に対する取り組みがすごい。食生活から睡眠、運動等、様々なところで健康に留意している。書き出すときりがないが、そのような取り組みをしているから45歳になっても元気なステージができるのだろう。彼は125歳まで生きるといって、健康作りをしている。
今日は、何か元気をもらった気がする。明日も新宿コマ劇場でステージがある。

2005/12/15

医薬品ネット販売の動向

本日、厚生労働省から医薬品販売制度改正検討部会報告書(案)というものが出された。これは医薬品販売のあり方全般に関する見直しを行うための素案だ。
今後の薬事行政の方向性を示すものだが、今回はインターネットを活用した医薬品販売に関しては明言が避けられた模様だ。
今回の報告書においては、一見、関係のありそうな部分について、以下のように記載されている。

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2.情報通信技術の活用

○情報通信技術の活用については、行政、製造業者等による啓発や情報提供については積極的に進めるべきである一方、医薬品の販売については、対面販売が原則であることから情報通信技術を活用することについては慎重に検討すべきである。

○Aグループ医薬品については、対面販売とすべきであり、情報通信技術を活用した販売は認めることは適当でないと考えられる。

○Bグループ医薬品およびCグループ医薬品については、対面販売を原則とすべきであるが、購入者の利便性に配慮すると、深夜早朝に限り、一定の条件の下で、テレビ電話を活用して販売することについては、引き続き認めることも検討する余地はあると考えられる。

○Cグループ医薬品については、リスクの程度や購入者の利便性、現状ある程度認めてきた経緯に鑑みると、薬局、店舗販売業の許可を得ているものが、電話での相談窓口を設置する等の一定の要件の下で通信販売を行うことについても認めざるを得ないと考えられる。
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これをどのように解釈するかであるが、実は審議の過程で、ここで述べられている情報通信技術に関する議論の中でインターネット販売に関する部分は除外されていたと認識している。審議の議事録がまだ公開されていないのでその状況を引用することは出来ないが、審議時には情報通信技術を活用した販売に関しては、テレビ電話を活用した販売に限定した形で審議が進んでいた。

薬局・薬店による医薬品のインターネット販売は対面販売と同等の安全性を提供しており、今後のIT発展により、いっそう安全性を向上させられると確信している。どさくさに紛れて不用意な規制が行われないように、今後もウォッチを続けていかねばならない。

2005/12/09

2005年健康食品番付

ケンコーコムの2005年健康食品番付を発表した。
今年は寒天ブームがあったものの、全体的にはあまり大きなヒット商品は見あたらない感じだった。大ヒットがないというのは、ビジネス的には正直、あまりうれしいものではないが、一方で正しい流れであると思う。以前のように、テレビで何かの健康食品が取り上げられると、日本全国から一瞬で商品が蒸発してしまうというのは、ちょっと行き過ぎの感があった。テレビ等の媒体も、以前と較べ、情報をより客観的に伝えるようになり、消費者もより客観的に情報を判断するような環境となってきたのだと思う。
健康に対する消費者の取り組みも、単にサプリメントを摂取するだけではなく、LOHASのようにライフスタイル全体を健康的に見直そうという流れになっているようだ。こうした消費者の変化の中で、流通も変わっていかねばならないだろう。