誰かが通った道
ここのところ、忙しくてBLOGを書く暇がほとんどなかった。
今日、ケンコーコムの倉庫建設に関する進出協定書の調印式というものがあり、やっと一段落したので、久しぶりにBLOGを書いている。
進出協定書の調印式とは仰々しいが、福岡県飯塚市の工業団地にケンコーコムの物流センターを建設することにして、先方の市長と協定を交わした。敷地は5500坪、アメフトのフィールドが3つ、4つぐらい入るような広さだ。ここにとりあえずは1000坪、近い将来はさらに1500坪を増設する計画だ。
ネットバブルが崩壊した際に、アメリカのEコマースの会社の収益が大きく悪化した。特にアマゾンが当時は赤字からなかなか脱却できないとのことだったが、その際に大きな足かせになっているといわれていたのが物流センターの建設費だった。アンダーセンコンサルティングの当時トップだったシャヒーンが転職したウェブバンはネットスーパーを作ると意気込んで、巨額の資本を集め、巨大な物流センターを作ったが、それだけで資金が枯渇してしまってあっさり身売りしてしまった。
そのような有様を見ていたので、自前で物流センターを建設することには長い間、否定的な見方をしていたが、実際に自分でEコマースをやってみると、物流センターは競争力の源泉であることが改めて感じられてきた。現在は営業倉庫を借りて物流センターを運営しているが、どうしても営業倉庫の不自由さに我慢ができなくなってきている。
一つの理由は、Eコマースの物流センターは一般的な倉庫と機能がかなり異なるため、一般的な倉庫は使い勝手が悪いということだ。Eコマースの物流センターは単なる商品の保管場所というよりは巨大な仕分け場と言った方が適切だろう。ケンコーコムでも1万6千以上のアイテムを扱いながら、それを毎日大勢の顧客に出荷している。このような細々とした出荷は通常の営業倉庫では想定されていないだろう。
もう一つの理由は、倉庫の大きさが、Eコマース企業の成長の制約条件になってしまうということ。ケンコーコムはここのところ毎年倍以上のペースで売上を伸ばしている。そうすると倉庫スペースも毎年倍々のペースででかくなってしまう。我々のビジネスは物流センターが巨大な仕分け場であるため、分散した複数倉庫を借りて、横持ちしながら運営するのが難しい。一カ所のだだっ広い倉庫で作業するのが効率的だ。しかし、このような都合の良い倉庫がそううまくあるわけでもない。
ということで、営業倉庫を離れ、自前の倉庫をもつことになった。現在は西鉄運輸の営業倉庫を借りているが、本当によくやってもらっている。ここを離れなければならないのは残念だが、ケンコーコムがもう一つ脱皮するためには出ていくのがやむを得ないようだ。Eコマースの物流センターオペレーションノウハウを獲得することが、今後の大きな強みになるだろう。
避けてきたつもりだったが、アマゾンをはじめとするアメリカのEコマース企業が通ってきた道を通らざるを得なくなってしまった。
今日、ケンコーコムの倉庫建設に関する進出協定書の調印式というものがあり、やっと一段落したので、久しぶりにBLOGを書いている。
進出協定書の調印式とは仰々しいが、福岡県飯塚市の工業団地にケンコーコムの物流センターを建設することにして、先方の市長と協定を交わした。敷地は5500坪、アメフトのフィールドが3つ、4つぐらい入るような広さだ。ここにとりあえずは1000坪、近い将来はさらに1500坪を増設する計画だ。
ネットバブルが崩壊した際に、アメリカのEコマースの会社の収益が大きく悪化した。特にアマゾンが当時は赤字からなかなか脱却できないとのことだったが、その際に大きな足かせになっているといわれていたのが物流センターの建設費だった。アンダーセンコンサルティングの当時トップだったシャヒーンが転職したウェブバンはネットスーパーを作ると意気込んで、巨額の資本を集め、巨大な物流センターを作ったが、それだけで資金が枯渇してしまってあっさり身売りしてしまった。
そのような有様を見ていたので、自前で物流センターを建設することには長い間、否定的な見方をしていたが、実際に自分でEコマースをやってみると、物流センターは競争力の源泉であることが改めて感じられてきた。現在は営業倉庫を借りて物流センターを運営しているが、どうしても営業倉庫の不自由さに我慢ができなくなってきている。
一つの理由は、Eコマースの物流センターは一般的な倉庫と機能がかなり異なるため、一般的な倉庫は使い勝手が悪いということだ。Eコマースの物流センターは単なる商品の保管場所というよりは巨大な仕分け場と言った方が適切だろう。ケンコーコムでも1万6千以上のアイテムを扱いながら、それを毎日大勢の顧客に出荷している。このような細々とした出荷は通常の営業倉庫では想定されていないだろう。
もう一つの理由は、倉庫の大きさが、Eコマース企業の成長の制約条件になってしまうということ。ケンコーコムはここのところ毎年倍以上のペースで売上を伸ばしている。そうすると倉庫スペースも毎年倍々のペースででかくなってしまう。我々のビジネスは物流センターが巨大な仕分け場であるため、分散した複数倉庫を借りて、横持ちしながら運営するのが難しい。一カ所のだだっ広い倉庫で作業するのが効率的だ。しかし、このような都合の良い倉庫がそううまくあるわけでもない。
ということで、営業倉庫を離れ、自前の倉庫をもつことになった。現在は西鉄運輸の営業倉庫を借りているが、本当によくやってもらっている。ここを離れなければならないのは残念だが、ケンコーコムがもう一つ脱皮するためには出ていくのがやむを得ないようだ。Eコマースの物流センターオペレーションノウハウを獲得することが、今後の大きな強みになるだろう。
避けてきたつもりだったが、アマゾンをはじめとするアメリカのEコマース企業が通ってきた道を通らざるを得なくなってしまった。



