2003/11/27

誰かが通った道

ここのところ、忙しくてBLOGを書く暇がほとんどなかった。
今日、ケンコーコムの倉庫建設に関する進出協定書の調印式というものがあり、やっと一段落したので、久しぶりにBLOGを書いている。
進出協定書の調印式とは仰々しいが、福岡県飯塚市の工業団地にケンコーコムの物流センターを建設することにして、先方の市長と協定を交わした。敷地は5500坪、アメフトのフィールドが3つ、4つぐらい入るような広さだ。ここにとりあえずは1000坪、近い将来はさらに1500坪を増設する計画だ。
ネットバブルが崩壊した際に、アメリカのEコマースの会社の収益が大きく悪化した。特にアマゾンが当時は赤字からなかなか脱却できないとのことだったが、その際に大きな足かせになっているといわれていたのが物流センターの建設費だった。アンダーセンコンサルティングの当時トップだったシャヒーンが転職したウェブバンはネットスーパーを作ると意気込んで、巨額の資本を集め、巨大な物流センターを作ったが、それだけで資金が枯渇してしまってあっさり身売りしてしまった。
そのような有様を見ていたので、自前で物流センターを建設することには長い間、否定的な見方をしていたが、実際に自分でEコマースをやってみると、物流センターは競争力の源泉であることが改めて感じられてきた。現在は営業倉庫を借りて物流センターを運営しているが、どうしても営業倉庫の不自由さに我慢ができなくなってきている。
一つの理由は、Eコマースの物流センターは一般的な倉庫と機能がかなり異なるため、一般的な倉庫は使い勝手が悪いということだ。Eコマースの物流センターは単なる商品の保管場所というよりは巨大な仕分け場と言った方が適切だろう。ケンコーコムでも1万6千以上のアイテムを扱いながら、それを毎日大勢の顧客に出荷している。このような細々とした出荷は通常の営業倉庫では想定されていないだろう。
もう一つの理由は、倉庫の大きさが、Eコマース企業の成長の制約条件になってしまうということ。ケンコーコムはここのところ毎年倍以上のペースで売上を伸ばしている。そうすると倉庫スペースも毎年倍々のペースででかくなってしまう。我々のビジネスは物流センターが巨大な仕分け場であるため、分散した複数倉庫を借りて、横持ちしながら運営するのが難しい。一カ所のだだっ広い倉庫で作業するのが効率的だ。しかし、このような都合の良い倉庫がそううまくあるわけでもない。
ということで、営業倉庫を離れ、自前の倉庫をもつことになった。現在は西鉄運輸の営業倉庫を借りているが、本当によくやってもらっている。ここを離れなければならないのは残念だが、ケンコーコムがもう一つ脱皮するためには出ていくのがやむを得ないようだ。Eコマースの物流センターオペレーションノウハウを獲得することが、今後の大きな強みになるだろう。
避けてきたつもりだったが、アマゾンをはじめとするアメリカのEコマース企業が通ってきた道を通らざるを得なくなってしまった。

2003/11/12

9周年

先週末は家族サービスで温泉旅行をしていたのでBLOGを書かなかったが、11月8日でヘルシーネット創立9周年を迎えた。立ち上げた94年はバブルがはじけきった頃で、そろそろ景気も上向きになるかと勝手に楽観視していた。そういえば、あの頃も総選挙があり、細川政権になり、そろそろ日本も変わるのかと、勝手に楽観視していたなあ。
勝手に楽観視したまま9年が経ち、今年も総選挙があったが、ほとんど状況は変わっていない。景気が上向きになるのを期待するのではなく、自分の身近なところをちょっとでも良くしようと取り組んでいくしかないなあと、漠然と感じ始めたところだ。

2003/11/07

モール営業来社

ケンコーコムも出店している某モール会社の営業が来社。くるたびに必ず、2、3個の無理なお願いを持ってくる。通常の商感覚では信じがたいお願いだらけだ。
例えば、デパートの店子に対して、「その店子の紙袋を渡すことはまかりならない。デパート専用の紙袋だけしか認めない。」とデパートが店子に対して要求することは、常軌を逸している。このような感覚で経営をされている限り、まともな感覚を持つマーチャントは長くとどまれないだろう。
大枚をはたいて旅行会社を買収したり、株価が高騰したりで浮かれているのだとは思うが、あのような経営は長続きしない。

2003/11/05

日経産業新聞掲載

今日、突然数社の証券会社やVCから飛び込みの営業が入ってきた。何事かと思ったら、ちょっとした記事が日経産業新聞に掲載されたらしい。B2Cのビジネスも収益性があり、成長するポテンシャルを持っているということが、再認識され始めているようだ。とはいっても、このビジネスでいちばんしんどいのは、立ち上げからしばらくの期間だと思う。何をやっても売上が上がらず、トライアンドエラーを繰り返す時期が多かれ少なかれある。そうした取り組みの中で、うまく成長する方程式を見つけたときが、資金注入の絶好のチャンスだと思うが、悲しいかな、ある程度成長してからでないと資金注入の申し出は来ない。ある程度成長したら、資金需要は小さくなっているのは皮肉なことだ。

2003/11/02

Google更新

Googleの月次更新が行われたようだが、今回は大きな変化無し。
ここ半年ほど、毎回けっこう大きなロジック変更が行われたように見えたが、今回は少なくとも大規模サイトに対するインパクトは少なかったようだ。
いつも、これぐらい安定してくれるとうれしいのだが。